Tattooは安全なの?
タトゥー・刺青は、体に直接模様を彫り込む行為。
プロの彫師さんが入れてくれるとはいえ、体に悪影響はないのか、衛生面に問題はないのかと、
不安になりますよね。
ここでは、皆さんに安心していただくために、
一般的なタトゥースタジオが行っている衛生管理をご紹介します。
器具は基本的に使い捨て
タトゥーを入れるためには、皮膚の浅い部分を彫る必要があります。
大量に出血することはありませんが、感染症になるおそれはないのでしょうか?
タトゥーを彫る際に使う器具は、基本的にすべて使い捨てです。
ニードル(針)とグリップ、インクとインク容器、ベッドのシーツといった、お客さんの体に直接触れるものはもちろん、彫師さんが身につけるグローブとマスクも、一度使ったら捨てて、新しいものに交換します。
機械のコードやボトルなどには、施術のたびにカバーをかけます。交換できない機械やベッドも、エタノールなどの消毒液、2気圧132度以上の高圧蒸気で微生物を死滅させるオートクレーブ(高温高圧滅菌器)、超音波洗浄器などで注意深く殺菌されますから、衛生面の問題はありません。
不安を残さないためにも、衛生管理は万全かどうか、ご自身で納得できるまで彫師さんに質問してくださいね。
体調を整えておこう
タトゥーを入れるお客さんの側も、体調を整えておくことが大切です。
残念ながら、日焼けがひどい人や、薬を服用していたり、B型肝炎やHIV(エイズ)など感染症にかかっている人、糖尿病や心筋梗塞、脳卒中の経験がある人、女性であれば妊娠中・生理中の人は、タトゥーを入れられないことがあります。必ず事前に電話でスタジオに相談してく
ださい。
病気がなくても、スタジオに行く前日・当日は、次のようなことに気をつけてください。
- 睡眠時間を長くする
- お酒を飲まない
- 充分に食事をとる
- スタジオに行く直前にシャワー・お風呂に入り、体を清潔にする
- 汚れても良い服装をする(スタジオで着替えても良い)
つまり、「規則正しい生活をして、体をきれいにしてください」ということですね。
何度も言いますが、タトゥー・刺青は、体を直接模様を彫る行為です。彫師さんに不安なくタトゥーを彫ってもらうためにも、万全に準備しておきましょう。