タトゥー(入れ墨・刺青)があると
生命保険を利用できない?

昔に比べて、現代ではタトゥーを気軽に入れる方が多くなってきていると感じます。
そのため、タトゥーが入っていても利用できる保険業者が大半になっていますが、まだまだ日本国内では、それほどタトゥーのイメージは良くないというのが現実です。
実際、タトゥーに関しては色々な意見が存在していますから、保険業者によって「刺青へのスタンス」が変わるのも当然だと言えるでしょう。
また、そもそもタトゥーから「人となり」を見極めることなど不可能ですよね。
となると「タトゥーが入っているかどうかは、そもそも保険とは全くの無関係」、もっと言えば「タトゥーが入っているかどうかは、その人の人格とは全くの無関係」と考えるべきなのかもしれません。
ですが、実際にはそう考えられてはいません。保険とタトゥーの関係性について様々な情報が出回っているくらいです。
インターネットが普及している現代ですから、真実なのかどうかが分からない噂も数え切れないほど出ていきます。

ですから、保険の専門家に聞いてみるしかありません。
今回は、日本国内トップの保険業者である「ニッセイ(日本生命、日本生命保険相互会社)」のコールセンターに話を聞いてみました。
ただし、これもあくまで一例であり、保険業者ごとでもちろん方針は変わりますので気を付けてください。
また、ニッセイについても今後変わらないとも言い切れないのでご理解ください。

タトゥーと保険のQ&A

Q:身体に洋風の刺青があるのですが生命保険を利用することは可能ですか?

A:タトゥーや刺青があるからといって契約できないということはございません。ただし、反社会的勢力に属するのであればお断りしております。

Q:加入自体は可能ということは分かりました。では、保険金はちゃんと出してもらえるのでしょうか?

A:それにつきましてはケースバイケースとなります。ただし、タトゥーや刺青があるかどうかは一切関係ありません。

ニッセイ以外の保険業者にも聞いてみましたが、返答内容にあまり差はありませんでした。
タトゥーがあると生命保険を利用できないという「噂」がありますが、それは本当に噂でしかないということが分かりました。

ただし、保険業者次第で方針が違ってもおかしくありませんし、そもそもタトゥーとは関係なく、他の要素によって契約できなくなる場合もありますよね。
ですから、保険を利用したいのであれば、やはり個別に保険業者に相談していただく必要があると言えます。

– まとめ –

インターネット上には「タトゥーがあると、生命保険を利用することはできない。なぜなら反社会的なイメージがあるから」という噂が飛び交っていますが、それは正しいとは言えないと思います。
確かに、探してみれば「タトゥーがあると契約できない」というレベルの保険業者も存在しますが、その場合も「タトゥーがあるから、直ちに契約を断られる」ということには、まずなりません。
まずは、いくつかの保険業者に実際に相談してみることをおすすめします。
「タトゥーがあってもあまり関係ないんだ」と実感できるはずです。
ただし、契約前に「タトゥーがある」という事はきちんと申告しておくことをおすすめします。加入後に問題が起きないようにするのが狙いです。
もしも、その申告によって契約を断られたのであれば、他の保険業者を利用すればいいだけです。